昨日は彼女と箱根に行って、美術館を回って、今日は家の近くでゆっくり過ごした。

久しぶりに彼女とあって、時間をあけたのがよかったのか、すごく楽しかった。彼女はずっとかわいかった。

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土曜日に机で作業していて、足元が寒すぎて何もできなかったのが嫌で、山善のホットマットを買った。これがとても良くて、いい感じに過ごせている。

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Kanyeの新譜はバランスのちゃんととれたDondaという感じで、悪くないけど、ネットをみてるとなんだか素直に肯定的にも聴けなくなってきてしまう。

今日は雪で、帰るのがすごく大変だった。

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今日は早く帰った。

omnichordが近く再販されると聴いて調べると、かなり欲しくなった。ボタンを押すだけでコードが鳴るという楽器。同じようなことがpushでできないか調べると、そういうmaxデバイスを作ってくれてる方がいた。

ひとつはomnipushというもので、これはどちらかというとハープ奏法ができるようになるという点がポイントで、コード支援機能はあまりない。

もうひとつは有料だけど、chord-o-matというもので、これはかなり多機能で、コード支援機能がとても優れている。すぐに買ってしまったけど、とても気に入った。

push(あるいはmax 4 live)には、ある種のハッキングカルチャーみたいなものがあって、いろんな使い方ができて、とても楽しい。norns shieldとかもそう。

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いつのまにか昨年リリースされていたPuma Blueのアルバムを聴く。前作のときの儚さ繊細さはもうなくて、どこかちから強い作品だった。素直にKing Kruleに近づいてしまった感もあり、すこしがっかりした。でも(ちゃんと読んでないけれど)歌詞がわかりやすくてロマンチックなのは、King Kruleよりも素直ですきだと思う。

 

 

日曜日。

昨日は横浜のムービルで『哀れなるものたち』をみた。横浜のムービルははじめていったのだけど、ほどよく寂れていて、少しいい感じだと思った。

映画は、美術がすばらしくよかった。AIアートっぽさもあり、気持ち悪さと美しさ。美術のすこし変でみたことないような美しさと楽しさは、子供がはじめて世界にふれるときの感覚みたいなものを感じさせてくれたと思う。エマ・ストーンの衣装もとても(信じられないくらい)よかった。話はすこしくどく感じた。

ヨルゴスランティモスのオフビートな(? 性的なギャグはおかしくて笑ってしまうのだけど、周りは全然笑っていなくて、これを真剣にみるような感じはしんどいなと思った。いや、別にそんなにおかしくもないのだけど、真顔でみるようなものでもないでしょう、というか。

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今日は山手にゲーテ座という美術館があることを初めて知って、彼女といった。洋服や、ゲーテ座の資料、少しの展示スペースがあった。そこのカフェでアップルパイとウィンナーコーヒーを食べた。その後、近くの大佛次郎ミュージアムにも初めていった。そこのカフェで食べた大佛夫人のレシピのチーズケーキが美味しかった。

久しぶりにいった山手は空気が綺麗だと思った。

元町におりて、昔クレープドンがあった跡地にできた新しいクレープ屋さん、ジョージのスイーツというお店でクレープを食べてみた。シュガーバターがあたたかくて、とても美味しかった。

会社で上司に疲れる。なるべく接せずにいたいと思う。

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家に帰って、水炊きをつくった。りゅうじのレシピ。

1時間も蓋をせずに強火で煮込んでいたら、白くてとろみのある美味しい鶏のスープになった。そのまま飲んでも美味しかった。

ただ、大量の水が蒸発したのか、キッチン周りは水滴が結露して濡れたみたいになった。

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昨日le makeupの『予感』がyoutubeからなくなっていることに気づいて、とても悲しい。クリスマスにも聴いてすごして、とてもすきな曲だった。今日は忘れないように何度も口ずさんだ。

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李良枝の『石の聲』を読み終える。途中でおわってしまったけど、良かった。なぜか男性だと思っていたので、一緒に載っていた日記の最後で女性と知って驚いた。

他の作品も読んでみようと思う。

今日はDTMで、いろんな好きなトラックをステムにして、並べて、構造を解析してみた。

結構面白い。まだちゃんと曲はつくれないけど、こうして勉強からはじめようと思った。

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2月に福岡を経由して実家に帰ろうか迷う。交通費で全部で4万円くらいかかる。

しかし福岡で3月に閉館してしまう中洲大洋劇場にどうしても一度行きたい。彼女もつれていこうか迷う。一人でもいい。ひとりでよく街にでて歩いて、考えごとをしていたことを思い出す。ひとりがとにかく寂しく、恥ずかしかった。

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中洲大洋劇場の思い出は、『ヘレディタリー』をみたとき、僕と、怖いものみたさできたような少し歳上のやんちゃそうなヤンキー2人とそれくらいしか入っておらず、大洋劇場のあの公民館みたいな2番館でみた。

映画が終わった時にあまりにこわかったので、ひいた感じで振り返ったヤンキー2人と目があって、少しだけ目で会話したこと。

あとは、『ブルータルジャスティス』に映画に興味がなさそうな女の子をつれてきてるカップル?(出会い系であったばかりのひと?)がいて、うわーと思ったこと。

町山さんが『灰とダイヤモンド』の上演あんどトークに来て、町山さんの席の真横に支配人?偉い人?が座って、町山さんはえっと少し嫌そうにしていたこと、映画がはじまったら寝ていたこと。

福岡の1日乗車券を買ったらチケットが少し安くなるみたいな情報をネットで調べて、実際に1日乗車券をみせてみたら、受付のすこし怖そうなお姉さんに「ないですねー」とフラットに一瞬で断られて恥ずかしかったこと。

などなど。意外とシネコン的な映画もちゃんと流していて、1番館はとても広くてロマンチックで、すきだった。

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僕が大学にはいって、今と連続する感覚を持ち始めたのが2016年ごろで、もうそこから10年近く経つことになる。Ducktailsをyoutubeでみると、いまだに白いTシャツをブルーデニムにインして着ていて、なんだか子供服をいつまでもきている大人をみたような気持ちになってしまった。でも、たしかにあの頃、この着こなしが一番よかった。インディ音楽のシーンもいつの間にか歳をとって、一周まわりかけている。 

土曜日。

曇り雨。14時に美容院へ行く。ストレートパーマとカットで予約した。パーマをかけるので、少し長くいなくてはいけないので、緊張する。今日は少し混んでいた。アシスタントの子は中学生くらいにみえるくらいすごく若かったが、長髪でオシャレでイケてて、はたや鏡にうつる自分は顔も大きいしむくんでるし、おしゃれも中途半端で、少し恥ずかしくなる。

美容師さんはいつも和ませる程度にちゃんと話をしてくれて、ありがたい、プロだと思う。

以前自分のアシスタントについてくれた奈良の女の子が、隣の人についていて(当然自分のことは覚えていない)車のガスはもうほとんど見えないくらいに綺麗なのに、地球温暖化はどうして進むのかと尋ねていた。

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李良枝の『石の聲』を読み始める。日誌についての話。時間や日誌に自分だけの名前をつけるのはいいなと思う。

35ページくらい読んだところで、パーマが終わり、カットも終わる。終わったのは17時すぎだった。疲れた。

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家に帰って『ブルービートル』を観る。昔のアントマン、アイアンマン、スパイダーマン1作目(は少し特別すぎるか)みたいに、小気味よく明るく楽しい良質なヒーロー映画で嬉しくなった。こういう雰囲気をもうマーベルは失ってしまった気がする。

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久しぶりにpushをクローゼットからとりだしてビートメイクをしてみる。当然うまくいかない。puma blueをサンプリングして印象的なリフをループして、ドラムループをつけると少しいい感じになった。けど自分が何を作りたいのかそもそもわからない。

まずはyoutubeのhow to動画をみて、ベーシックなトラップやtype beatをつくれるようになるところから始めるか、と思った。アートっぽい曖昧ななんでもありを最初からはじめると、前にすすめない。

それで、nolanberollinのhow to動画を探していると、nolanberollinへの思いを動画にしたvlogを見つけた。 

 

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彼女が家に帰って、久しぶりに一人で過ごす。夜が長く感じて、嬉しい。
彼女とずっと一緒にいると、なぜかあっという間に夜になってしまうし、疲れがたまってしまう。一人は楽だ。そういう態度が定着してしまった。
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最近よく千鳥の相席食堂をみてる。手作り感が楽しいし、普通行かないようなすごい地味なロケも楽しい。千鳥のつっこみは天才的。
都築の回を見ていて思ったのは、都築は芸人として全然若手で芸も特筆した才能があるわけではないと思うが、おしゃれという一点で上下関係を逆転させる。(つまり、偉そうにしている、そうできる、周りのファッションのだささを恥ずかしくさせるということ)。それはとても面白い現象だと思った。ファッション批評的な実践ですらある。
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今日聴いた Nourished by Timeの『Erotic Probiotic 2』はすごい傑作だった。歌がけっしてうまいわけでないのに、心から歌っているのが良い。はじめてBabyfather(Dean Blunt)を聴いたときの感覚に近い。しかしもっと素直だ。素晴らしい。救いがある。