今日は今度担当する研究テーマの基礎的なセミナーに行った。

大学のときには知らなかったのだけど、企業向けの技術セミナーというのはさかんに行われていて、一日4万円くらいでまるっとその分野教えます、みたいなものが企画されている。(大学の学費って安かったのだ。。)こういうのはくだらない。

とにかく今日は、京都大学の先生が講義していて、わりとアカデミックに寄った講義で、自分的にはかなり整理されてよかった、面白かったと思っていたのだけど、一緒に行った先輩はこういうのじゃ収穫なかったなぁとぼやいていた。もっと産業によった話を期待していた様。

やはり自分は、アカデミックの方に価値を感じてしまう、産業によった研究なんて、2流3流だと感じてしまうなぁと思った。そしてうちの会社は、欲しい成果やストーリーが先にあって、そこに寄せた結果ばかりを求めにいく、という態度が基本で、よくない体質だと思う。

でも帰りに、先輩はキビキビと先生に挨拶し、名刺交換をしていて、一つしか歳は違わないのに、すごいしっかりした社会人だと感心した。尊敬してしまう。自分はどうしてもああはなれない。どこで習ったんだろう。自立した大人、という感じがする。

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今日聞いてよかった曲。

あとゴリラズをきいている。

今きいても、思ってたみたいには恥ずかしい気持ちにならなくて驚く。大学に入りたてのときの心細さと快さとわくわくと寂しさとが複雑にいりまじった気持ちを少しだけ思いだす。

ああいう季節はもうやって来ないのかな。楽しかったな。音楽とかカルチャーには永遠の可能性、ときめきを感じられていた。