すきだったひとと半年ぶりくらいに会った。

彼女の写真欄に彼女のセフレだったらしい男の写真がみえて、少しだけ嫌悪した。

(こんな顔だったっけと思った。)

でも、もう、彼女に特別な感情を抱くことはなかった。

夜、公園で彼女はベンチに座って本を読みだした、僕は横に座ることはできなくてくるくる歩いて、隣のベンチに座った。彼女はどこかで、気まづい変な笑いかたをした。

僕は彼女に告白するべきだったのかもしれない。

でも、そんな気持ちは彼女の不思議なぎくしゃくした笑いをみるまで、もう思いもしなかったのだった。

じゃあね、と言ってわかれた。彼女は駅までおくってくれた。