メールを見返していて、大学院をでるときに教授からいただいたメールを読んだ。

とても的確で、優しいメールをもらっていたんだな、と今さら気づく。

今の感覚ではありえないほど無礼で幼稚な子供のような教え子だったと思う。

同時に、このような恩師をこれから先得られるだろうか、と思う。少なくとも会社で得られる気はしていない。(会社はほとんど実利、損得、圧倒的な上下・支配関係で動いている。)

一度、横浜の朝日カルチャースクールの絵画教室に通った。そこの先生はとても懐の深い方で、若いのは僕くらいで、ずいぶん優しくしてもらったのだが、そのとき僕は今の彼女と出会って土日に時間がなくなったのもあって、すぐに通うのを止めてしまった。

少しずつ大切なものを手離してしまっていた。

メールには、このようにあった。

*

小さくまとまりすぎない様に心がけてください。それは、時に〇〇君には受け入れがたい価値観の受け入れも含むと思います。猥雑な社会は、それはそれで興味深く、楽しいものです。
なお、同時に『本当にヤバイ』と思った時は、サボったり、逃げる事も忘れない様にしてもらえると良いかと思います。真面目なだけに、そこで自分を追い込んでしまわない様に。それが心配事ではあります。