ふと高校のときの同窓生のSNSを検索して、

気分が沈みこむ。

偏差値とかよりなにより、東京へいっていたかどうか、でものすごく違ってみえてしまう。

大学から東京へいっていた人はみな、すごくきらきらしてみえて、そして彼女らの交友関係こそ、インターネットを何時間のぞいても得られないもののように思えて、ぐったりする。

僕は友だちが少ない。

仲良くなりたい、と思える交友関係にとうとう巡り会うことがあまりできないまま、歳をとってしまった。

いつかだれかと共有できるとおもっていた興奮は、時間とともに静かにかすんで消えていってしまった。